札幌で初めて歌った日

ムジカホールカフェ 札幌

7月25日、sleepy.ab成山さんの記念すべき初企画。ムジカホールカフェは満員御礼SOLD OUT、たくさんのお客さんに、温かく迎えてもらえて、ずっと幸せな気持ちでいっぱいだった。「最初のゲストは三浦くんしかいない!」と、成山さんは実現に向けて、ずっと前から動いてくれていた。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

部屋でひとり作り続けた曲を、いま遠く離れた札幌の街で歌っている。そのことにふと気がついた瞬間、ぐっとくる。ありがたくて、時間が過ぎていくのが、もったいなくて、このまま大切に綺麗な布で包んで持って帰りたくなる。1時間のライブ、噛み締めるように歌った。

音楽に対して熱心な人が、北海道には特に多い印象がある。ずっと前に最初の自主制作CDを出したとき、通販までして買ってくれた。しかも何人も。驚いた。まだその頃は東京でライブをやっても、ほとんどお客さんがいなくて、主に共演者や、壁や床に対して演奏するような状況だったので、とても不思議な出来事だった。

その頃から8年も経っているのに、行く行く詐欺寸前なのに、札幌でライブすることを聞きつけ、たくさんの人が駆けつけてくれて、とても勇気づけられた。自分が本当にやりたいことを続けていれば、会いに来てくれる人がいて、数年越しの再会をすることもできる。だから、やめちゃだめだ、と強く思う。この日は僕にとって、大きなターニングポイントになるだろう。

3日目にして「札幌に来てから良いことしかない」と言う僕に「明日はもっといい日になるよ」と言う成山さん。ちなみに2日目の夜にも同じことを言ってくれて、京都から遠い札幌の地にいる自分にとって、とても頼もしかった。


シュリスペイロフ宮本さんも見に来てくれた。いつか3人で、いろんな場所でライブをするのが僕の夢だ。