日記 7.1〜7.11

sole cafe

7月1日、シュリスペイロフ宮本さんと、京都SOLE CAFEで弾き語りツーマンライブ。ずっと雨の予報だったけれど、朝起きて天気予報を見たら、曇りに変わっていて、なんとか天気は夜までもってくれた。ライブの日に雨が降らない記録を更新中だ。

宮本さんとは、2010年頃に下北沢のライブイベントで、バンド同士で共演したのが最初の出会い。僕は共演した人と、連絡先を交換したりするのが、わりと苦手な方だったけれど、その日は宮本さんと仲良くなりたくて、勇気をだして電話番号交換をした。偶然打ち上げで隣の席になったことも、背中を押した。僕が「遠赤外線通信しましょう」としょうもないことを言ったら、「それはあたたかいやつです」と返してくれて、ああ、この人とはきっと波長があう、と思ったのを覚えている。

その後、はじめての自主企画を一緒にしたり、毎年のように下北沢のライブサーキットの打ち上げで合流したり、シュリスペイロフ上京後に、原宿のカフェで引っ越し祝い的な弾き語りツーマンをしたり、この3月も、ひかりepレコ発ツアーとして高崎、下北沢と一緒に演奏をした。

京都で少し久しぶりに再会し、リハーサルを終え、SOLE CAFEの和室の楽屋で、ライブ前の20分くらいの短い時間、次々話したいことが出てきて、気がつけば出番寸前まで喋り倒していた。札幌のナウい温泉施設を教えてもらって、セットリストの隅にメモる。宮本さんのライブ初っぱなのMCで「三浦くんと会ってすぐに、僕の愚痴を聞いてもらってる感じが友達だなぁと思った」と言ってくれていたのが、とても嬉しかった。

僕のソロ作も聴いてくれているようで、歌詞について触れてくれた。好きな詞を書くミュージシャンに褒めてもらい、やる気がみなぎった。『ひかり ep』は自主制作で出したこともあり、きっと限られた人にしか届いていないので、感想を聞く機会が少なく、とてもありがたかった。この日、自分も新しい曲を歌う。素直に出てきたものを、素直に形にするのがいいと、最近は自然と思えるようになってきた。

終演後、当初は僕の家に泊まる予定だったけれど、無事にホテルも取れて、メンバーと合流のため、宮本さんは大阪入りすることになった。阪急の駅までタクシーを飛ばし(飛ばしてくれたのはMKタクシー)無事に見送った。打ち上げができず、ひとり自室で深酒するなど、ソロミュージシャンの洗礼を浴びる。人間はいつも、ないものねだりである。

miurakouji_miyamoto_sole

今回、自作のフライヤーを作って、京都、大阪周辺で配った。そのときに手にとってくれた人が、観に来てくれていたようだ。あの日の行動が今日に繋がって、そういうのすごくいいなあと思った。素敵な手紙に、ぐっとくる。

7月2日、こっそり心斎橋パンゲアへ。野口さんとブチョーとも久しぶりに会えて、終電ギリギリまで世間話。良いツアーになりそうな、良いライブだった。24日の札幌ワンマン、観に行きたいな。終演後、シュリスペイロフのファンの皆さんに、かなり声をかけていただき、ここは東京なのか、ましてや札幌なのか、時空が歪むナゾの感じ。でも単純に嬉しかった。

7月3日~7月11日、通販と物販でドバァーッと売れたCDを増産。部屋の掃除。破れた靴下と同じものを探し街を彷徨う、ちょうどセールをやっていて爆買い。札幌行きの準備。台風が心配。大阪でおいしいカレー屋を発見。京都の夏は湿気がすごいことを今更思い出す。札幌で歌いたい曲を引き続き作る。夕焼けが奇麗な日が続く。散歩を日課としてから、体の調子もいい感じ。