札幌上陸編

7月21〜22日、札幌行きの準備。早起きの練習。靴下、パンツの増量。

7月23日、早起きして関西空港へ。飛行機に乗るのはかなり久しぶりだ。関西空港に行くのも初めてだったので、ここは時間に余裕を持って、出発の2時間前に空港へ到着。かなり前のめりに搭乗手続きを済ませて、保安検査場へ。金属類を所持したままゲートをくぐってしまい大きい音が鳴る。その後、何度も引っかかり、その都度トレーに手荷物を乗せるので、レーンが自分の荷物だらけに。アマチュア感を出してしまって、少し恥ずかしい。

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定時から30分ほど遅れて無事に搭乗。離陸の瞬間、興奮を隠しきれず、笑いがこみ上げ、漏れだし、隣の乗客に不審者を見るような目をされる。すぐにマスクをして、両手で顔面を覆い、興奮を押し殺した。滑走路を何度も焦らすように徐行した後、急速にエンジン音を上げて全速力で走り、絶頂を迎えるタイミングで、ふわっと浮上する。最高の瞬間だ。この先、離陸着陸を何回経験しても、恍惚の表情を浮かべることは間違いないと思う。

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空の上では一睡もせずに、ずっと窓からの景色を眺めていた。アングルも構図もほとんど変わらない写真を73枚も撮影する。空の旅を満喫して、新千歳空港に無事着陸。ギターの受け取りにも成功し、JR快速エアポートで札幌駅へ。ついにこの地に足を踏み入れた。心のなかで「ついにきました!」と言いながら、札幌駅のホームへ降り立った。何年越しの夢が叶ったのだ。

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(狸小路の夜編へ続く)